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物語系のゲーム評ブログ(ファミコン、iPhoneからフリーゲームまで)

『天使の詩 白き翼の祈り』

20年経ってようやく遊べるようになった恋愛RPGに

草食男子の萌芽を発見した

 

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1994年発売。

RPG全盛の時代です。

王道のファンタジーながら、恋愛成分が多め。

当時は新鮮だったのではないでしょうか。

恋愛ファンタジーRPGというコピーが成立したと思われます。

 

 

個人的な話なのですが、今も昔も恋愛要素が強い作品は苦手で、

恥ずかしくなってプレイ(読んだり遊んだり)が止まってしまいます。

簡単にいうと避けてました。

 

ようやく恋愛主眼のゲームをプレイできるようになりました(祝)。

20年近く前の恋愛要素という点も後押ししていると思います。

 

 

展開されているのはベタベタな恋愛です。

かたや町の人やボスキャラクターの台詞には、

北斗の拳』的世紀末を感じさせるものもチラホラあり、

ベタ恋愛の台詞とのコントラストが引き立ちます。

 

それと、主人公<ヒロインがちょっと強い。

主導権はヒロインにあります。

主人公に気持ちを迫るようなシーンなんて今はありふれているけど

まだ、あの『エヴァンゲリオン』が世に出るすこし前の話。

前兆のようなものを感じて、にやりとせずにはいられませんでした。

 

 

(ところで、ベタも時代によって変わるんでしょうね。

するといまの10代はこのゲームの恋愛模様をどうとるのか?

ベタか?それとも?)

 

 

王道のファンタジー世界+恋愛+冒険。

こてこての体験ですが、直球もたまにはいいものです。

遊んでみて、そんな成分が足りていなかったんだなあと思いました。

 

戦闘やシステムはオーソドックスな感じなので、

RPGツクール製のゲームを多く遊んでいる方にはすこし退屈かもしれません。

でもレベルアップ等、テンポは良いのでストレスはそんなに感じませんでした。

(イベントでもレベルアップするのは良いしかけです)

 

物語もオーソドックスですがこちらはよりポジティブな意味です。

町の数が多く、また町と町との間隔が短いのも好きなところです。

ひとつひとつの町の個性はドラクエほどではないですが、次々と町を訪れるのは冒険者の気分になれて楽しい。

 

 

いまこのゲームをプレイするなら、

やはり物語を楽しむことを主眼におくのが良いと思います。