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物語系のゲーム評ブログ(ファミコン、iPhoneからフリーゲームまで)

『GIANT KILLING』 1回目

漫画の短い感想も書いてみます。

 

1~15巻まで。

作品の見所や創作(特にゲームの物語)に生かせそうなポイントを載せるつもりです。

 

エンターテイメント全般で、物語ゲームと相性が良さそうなのが漫画だと推測しています。それに、漫画は全体的にレベルが高い…。ゲームだと、商業作品でもシナリオは良いがシステムが悪いとか、その反対とかけっこうあるんですが、漫画にはほとんど欠点が見当たりません。まだ読み足りていないのかもしれませんが…。

 

 

 

さて、『GIANT KILLING綱本将也、ツジトモ。

 

サッカーチームの監督を主人公に、地域密着型の弱小チームの成長を描いた漫画。主人公の達海(タツミ)監督は、元日本代表選手。

しばらく読んでみて、話の始め方が良いと気がつきました。選手時代から始めるわけでも、選手を辞めた直後でもなく、舞台となるチームの監督になったタイミングでもない。ましてや、選手引退後、酒浸りになって挫折したところを…というわけでもない。主人公のキャラクターを印象付けるのに最適な場面でした。第一印象では、奔放な主人公に反感を持ったぐらいなんですが、いまではとても痛快な主人公です。やられました。

サッカーのフォーメーションと、物語制作における人物の配置を重ねてみても、面白いかもしれません。野球とはドラマを生み出すしかけが違います。

GIANT KILLING(1) (モーニングKC)

GIANT KILLING(1) (モーニングKC)