『GIANT KILLING』 1回目
漫画の短い感想も書いてみます。
1~15巻まで。
作品の見所や創作(特にゲームの物語)に生かせそうなポイントを載せるつもりです。
エンターテイメント全般で、物語ゲームと相性が良さそうなのが漫画だと推測しています。それに、漫画は全体的にレベルが高い…。ゲームだと、商業作品でもシナリオは良いがシステムが悪いとか、その反対とかけっこうあるんですが、漫画にはほとんど欠点が見当たりません。まだ読み足りていないのかもしれませんが…。
さて、『GIANT KILLING』綱本将也、ツジトモ。
サッカーチームの監督を主人公に、地域密着型の弱小チームの成長を描いた漫画。主人公の達海(タツミ)監督は、元日本代表選手。
しばらく読んでみて、話の始め方が良いと気がつきました。選手時代から始めるわけでも、選手を辞めた直後でもなく、舞台となるチームの監督になったタイミングでもない。ましてや、選手引退後、酒浸りになって挫折したところを…というわけでもない。主人公のキャラクターを印象付けるのに最適な場面でした。第一印象では、奔放な主人公に反感を持ったぐらいなんですが、いまではとても痛快な主人公です。やられました。
サッカーのフォーメーションと、物語制作における人物の配置を重ねてみても、面白いかもしれません。野球とはドラマを生み出すしかけが違います。
- 作者: ツジトモ,綱本将也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/23
- メディア: コミック
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